自然栽培 of Life

農業未経験者が自然栽培に挑戦します。

杉山修一先生の自然栽培塾

   

7/30(土)は自然栽培塾の日でした。
行ってみると講師は弘前大学の杉山修一先生。

3月にコスモアイル羽咋で開催されたシンポジウム以来の杉山先生のお話です。

今回もとても勉強になりました。

杉山先生は大学の先生であり、専業農家ではありません。
(ご自身でリンゴ等を作られているようですが)
なので、視点が違っていて、日本の状況、農業の将来予測等を考慮した「高い視点」からの話しはとても参考になりました。

自然栽培塾-座学-杉山修一先生

経済的に生きていけなければ意味がない

最初に心に残った言葉です。
自然栽培をやろう!と思い立って、いきなり全部の田畑を自然栽培に変えると失敗が多いそうです。
理由は2つ。土が変わっていない、ノウハウが無い。
生活する為には収入が無ければ生きていけません。
杉山先生は、モデルケースとして3年間は地力を上げる期間と考え、まずは有機栽培や減農薬栽培から始める方法を話されました。
そうする事で、収入を確保しながら徐々に自然栽培に移行していけます。

自然栽培=無農薬、無肥料ではない

これも心に残っている言葉です。
自然栽培を始めようと思っていきなり無農薬、無肥料にするのは無茶な事です。
なぜなら土ができていないから。
「自然栽培=無農薬、無肥料でも作物が育つように畑(水田)を変える事」。
土中の窒素を増やし、土壌微生物の生態系を整える事が必要との事。
土は時間が経てば勝手に変わってくれる都合の良いものではありません。
外部から堆肥・有機物の投入が必要との事。

これらの話、「自然栽培」という高い志、思想を持つのは良いが「生活の為に今は、堆肥も必要に応じて農薬も使えば良い」という話は衝撃を受けました。
でも理にかなっている話なのでした。

数値で表せる事が全てじゃない。

ある人が質問しました。
「消費者に自然栽培の魅力を伝える為、糖度等の数値で表せないか?」
僕も同じような事を思っていました。
杉山先生の回答。
トウモロコシ等、自然栽培で糖度が上がった野菜もある。
しかし、木村先生のリンゴ、糖度は慣行栽培より少し低い。
でもお客さんは「美味しい、みずみずしくジューシーだ」と言って何度も買いに来る。
数字で表す事って大事ですか?お客さんが「また買ってくれるかどうか」が大事ではないですか?

今までの自分の考えを反省しました。
杉山先生のおかげで自分の考え方が少し変わりました。

自然栽培塾-杉山修一先生

他にも勉強になる話がたくさん。
実験データのグラフを多様して説明されるので、納得度、理解後がとても高いお話でした。
杉山先生、ありがとうございました!

 - 就農前, 自然栽培の勉強